竜崎がお決まりのセリフのようにあの言葉を口にする。


「月くんは私の物です」


「いつ?」
黙って聞いていた月が、満面の笑みを浮かべて問う。
何を言われたのか理解できない竜崎は首を傾げた。
「はい?」


「いつからそんなことになったわけ?」


「えっと、ですね」
珍しく吃る竜崎。
その原因は月から感じる見たことも無い怒りのオーラ。
腕組みをしているところが更に圧迫感を引き出している。



「何時何分何秒地球がどれだけ回ったときにそんなことが決まったかって聞いてんだよ」



笑顔は持続されているが声にドスが利かされている。
一瞬にして固まるその笑顔を向けられ…








「……すみません」



流石の竜崎も声を落として謝るしか無かった。
月はというと、その後もう一度にこりと笑うといきおいよく背中を向けた。










   −END−


昔、流行ってた台詞から。
子供っぽいこと言いますね、どうしたんですか?

2004.11.26