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今日もまた始まる。
最近、二人が出会うとこればかりだ。
「ちょっと!!いい加減にしてよねライトが嫌がってんじゃない!」
「嫌がってなんかいません、貴方こそストーカーは止めた方がいいですよ」
「それはアンタでしょ!?」
間違ってはいない。
Lの僕への執着は異常なもので、これは間違いなくストーカーだ。
でもそう言ってるミサだって危ういところで。
死神の目を持っていなかったら殺してしまいたいほどの女である。
「ミサからライトを取ろうなんて百万年早いよ!!」
君のものになんかなった覚えは無いよミサ。
どうせ言っても聞いてはくれないんだろうと、なるべく二人に関わらないように遠くで眺めている。
するとLの挑発思い切り乗っているミサが声を一層張り上げた。
「ミサのハートと唇はもうライトに奪われちゃってるんだからね!」
「私はすでに月くんの貞操を奪っていますけどね」
何を言ってるんだ、お前ら。
ウンザリと頭を抱える。
Lにしらっと返されたミサは目を少し潤ませながら睨みつけている。
そして何を思ったのかいきなり僕の胸に飛び込んできて胸倉を掴まれた。
「ライト!ミサにも頂戴!!」
目が本気なミサをどう宥めようか考えながら、何で毎度毎度のことなのにこうなるのかと溜め息を漏らした。
-END-
ずるいずるい!ちょうだい!!
2004.10.12