[PR] この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。



近付いたものは全て削除、排除。辺り一面、ぐるり見渡しても周りは水。それしか見えない。
足元は少し冷たく思えるが、きっとその内慣れてしまうに違いない。誰かの一足は波紋を造り、相手がそれ以上何かする前に確実に切り捨てることができた。一番安全な真ん中に立って、ひとり、誰かが起こすだろう波をただ静かに聞いていた。

気付かなかった。
足元に広がっていた自分の波の輪は必ずそこにあるということに。